越後妻有アートトリエンナーレ2006の歩き方
〜実践編〜
プロローグ編は
こちら!この記事が横に広がって見にくい方はこちら。何しろこの芸術祭、760平方キロメートルの範囲で行われる。
これは山手線がゆうに10個以上も入る大きさ。
「とりあえず現地に行って…」というのは通用しないので、
あらかじめ
ガイドブックを購入したり、インターネットで情報を
収集しておく必要があるだろう。
動きに無駄をなくすためだけではなく、作品に予備知識があると
楽しみ方も変わってくるというものだ。
下調べをするには、現地でも発売されている
ガイドブック(\1200-)&
公式ガイドマップ(\100-)を購入する+
インターネットでチェックをしておこう。
↑交通、宿泊、温泉、食事も網羅↑マップは広げて見られるので作戦会議に便利下に、いくつか有用なリンクを挙げておく。
---------------------------
・公式ホームページとりあえずここへ。大地の芸術祭の
コンセプト、
概要、
ガイドマップ、
経緯、
ステージ、
越後妻有とは?、そして宿泊施設や
ツアーやアクセスなど、とりあえずここを見るべし。
・十日町地域振興局のページ県庁のホームページから。
地域の作品一覧のページは、地域ごとに作品が分かれている+写真が掲載されているので、公式ページよりも下調べにはよいかも。
・ほっくほく何でも案内所十日町観光協会内のページ。右上の宿泊情報からは、各地域の宿の予約状況も確認できる。各ページ、“宿の詳細からは…”では、宿の値段なども。その他、
松之山温泉組合(日本三大薬湯の一つ)や
十日町旅館組合のホームページでも、情報が掲載されている。素泊まり3000円台の宿などもある。要チェック!
・越後交通ホームページ公式バスツアーを行っている越後交通のページ。シャトルバスの時刻表なども。
・北川フラム氏のブログ今回の芸術祭、総合プロデューサー北川フラム氏のブログ。日々の事件なども書いてあり、ちょっと親しみを感じてみたり。
環境gooにも彼の今回の芸術祭への想いが。
・こへび隊のページこの芸術祭は“こへび隊”というボランティアスタッフによっても支えられている。「
なぜこへび隊なのか?」「
活動概要」を見てみると、どのような活動をしているか、よくわかると思う。一度芸術祭を体験して、興味を持ったならば、
勇気を持って扉をたたいてみるのもよいだろう。スタッフは東京から無料バスが、宿舎の提供もあるようだ。
人手が足りないらしいので、ぜひ。
----------------------------
芸術祭の回り方時間、財布の具合、どう見たいか、何人で…?などなど、
さまざまなパターンがある。
“1日しか無い!でもとりあえず少人数で多く見たい!”人は、
バスツアーがよいかも。何にしろ、効率的に回れるだろう。
バスツアーのページで、自分の見たい作品番号が
コースに入っているかを確認してから、まわってみよう。
日帰りの新潟駅や首都圏からだと非常にお得なパック(
こちら)も
発売されているようだ。これはかなり割安だと思う。
“2日あります”という人は、2日間をバスツアーで回るより、
1日もしくは2日間とも、自力で回ることをお勧めする。
やはり自分のペースで考えて動くと、見える風景も、
感動も違ってくるはずだ。
自分で動く場合には事前に計画、大雑把なタイムスケジュールを
たてておくこと。電車やバスで動く場合には時刻表のチェック、
車で行く場合には事前にルートのおおよその見当をつけないと、
ただぐるぐる移動して終わってしまうことになる。
↑車で行く場合、おおよその道順も考えておこうガイドマップは必須であろう。
動く手段は、マイカーで無い場合は現地で借りるレンタカー、
乗り合いで行けば安く済むタクシー(9人まで)、
レンタサイクルやレンタスクーターなども選択肢があり、
自分の体力や財布、天候や見たいポイントの位置などで、
大きく変わってくると思う。
ただ、ポイントによっては山道を数キロ、場合によっては
10キロ近く移動することになるので、信濃川や
国道117号線沿いを回るコース以外は、自転車で回るのは
かなりの猛者でない限り、厳しいと思う。
“3日、もしくはそれ以上ある!”場合、朝から夜まで、
やや足早に回れば、すべての作品を網羅できるかもしれない。
十日町・川西/中里・津南/松之山・松代 とエリアを分けると
比較的回りやすいだろう。
しかしやはり“回る”ことに重点がおかれるのは
もったいないような気がするので、1日はダイジェストツアー、
2日目は数々行われているワークショップやイベント、
3日目以降は、回りきれなかったポイントや温泉を巡るのも
贅沢な楽しみ方だろう。
持ち物アドバイス 靴 … 歩きやすく、脱いだり履いたりが容易にできるものを。作品によっては車を降りて、さらに山道を10分くらい歩いたりする。また、民家がギャラリーになっていたりする場合もあるので、狭い玄関で人が多い中、迷惑がかからないよう気をつけよう。
靴下 … 同じく、作品によっては靴を脱ぐ指示があるところも。破れていないかチェック(笑)。少々汚れることも考え、替えがあるとなおよい。
傘(雨具)… 女性は晴雨兼用の折り畳み傘があるとよい。何しろ自然の中の芸術祭。急な雨や強い日差しに用心するに越したことは無い。
着替え … 無くてもよいが、Tシャツ1枚でも余分にあると、妻有地域に所々ある温泉に入ったとしても、その後べとべとのシャツを着なくてすむ。
帽子 … 天気がいいとやはり必要。麦わらとか最高。
飲み物 … どこでも自動販売機があると思わないように。少し余裕を持って携帯しておくとベスト。軽いおやつもあるとよい。チョコは溶けるので気をつけて。
携帯電話…地域によっては本当に圏外に。ちょっと焦るけれど、壊れているのではないのでご心配なく。
パスポート…芸術祭
公式パスポート。各案内所、これがないとダメ!という訳ではないけれど、ないと展示によっては300円から500円の入場料が必要に。色々な施設の割引があったり、作品ごとにスタンプラリーのように印が押せるようになっている。一日回るだけだと無くてもよいかも。「一日パスポート」がついてくるツアーもあります。
車で回る場合の注意道幅が細い山道もあり、運転には細心の注意が必要。まだ地震の爪あとは残っており、工事中で片側交互通行の場所、簡単なポールのみの崖、カープミラーが不十分の見通しが悪い山道などが存在する。徐行すべきところ、クラクションが必要なところは、自分で判断して運転するようにしよう。また、不意に作品の案内の看板(黄色い看板だが、意外に小さいので見落とし易い)が現れたりするので、目指すべき作品番号をきちんと頭に入れておくこと、「あっ」と思って急にハンドルを切ることの無いように、目的地付近にきたら注意して運転したい。ガソリンの残量にも注意。山道に入ったり冷房をかけての運転で、意外にガソリンの消耗が早い。スタンドも夜閉まってしまうところが多いので、早めの補給を心がけよう。
さて、こうやって書いてきたけれども、この大地の芸術祭、
全てをじっくり見て、全ての作品から何かを感じ取るのには、
1ヶ月あっても足りないのでは?と思ったり。
そう考えると、世界中の人に会いたくても会えないように、
妻有の里山に散らばった作品たちとは、まさに一期一会だな、と。
夏ももうすぐ終わり、そんな気持ちで、
新潟にアートな風を感じに来ませんか?

実際回ったのはこちら!→(ポイント編執筆中)
続きを読む
posted by おっくん(RAG FAIR) at 21:30|
感じたこと…
|

|