2006年05月22日

ノラリクラリ乗鞍〜その2〜

その1の続き。


稲核(いねこき)を越えると、山はますます両側に迫り、トンネルも増えて。

梓川沿いに走り、野麦峠方面への道と別れるトンネル内分岐を越えると、

目の前に奈川渡ダム(梓湖)が広がります。


さらに湖沿いを走ること数分で、沢渡(さわんど)地区へ。

普段上高地へ行くときはここに車を停めてゆくのだけれど、

今日は林道を走るのが目的なので、さらに車を走らせます。


沢渡を越えてしばらく走ると、湯川渡へ。

少し手前で“上高地・乗鞍スーパー林道→”と右に入る道があるので、

車線がひいてないそちらの道路へ。


沢渡を越えるとあまり自家用車は走っていない上に、

誰もその分岐では曲がってゆかないんだなぁコレが。





こわいなぁ。



まぁ、とりあえず曲がってみる。




でもやっぱり…


とまってみる。




お、



一台軽自動車が行ったぞ!




「なぁんだ、軽で行けるんじゃん笑顔

勇気100倍でついてゆく。

乗っている車が車なので、あまり後ろについてゆくと、

そんなつもりでもないのに「あおられてる落ち込み」と思わせると、

かわいそうだなぁと思って、微妙に1分位あけてついてゆくことに。





5分位してからかなぁ、ヘアピンカーブを越すと目の前に現れたのは…



路肩で休憩してるよさっきの軽!困った





ということで、ここからは自分で道を切り開いてゆかなければなのです。

すれ違うのが結構難しそうな細い所もあるので、

対向車が来たら来たでやだなぁ、とか思いながら。



しかし山肌はどんどん険しくなってゆきます。

ここで停まるほうがもっと心細いので、とりあえず前進。

岩とか転げてきたらひとたまりもなさそうだし。





雨もどんどんひどくなってきて、たまに道を横切る沢の水も、

白いしぶきを上げてちょっとした滝のように。








そんなこんなで心細く走ること、約20分。

突然幻のように出てきた建物。




どうやら白骨温泉にでたみたいです。

入りたかったけど、猛烈な雨(露天が良いもんなぁ)と、

時間もあまり無くて、残念ながら先を急ぐことに。


ちょうど満開の山桜を見ながらしばらく走ると、

「ここから有料」って看板が。

なるほど。ここからが上高地・乗鞍スーパー林道らしい。


は〜い、と思いながら進んでゆくと、看板がめっちゃ出てくる。

「わかったわかった」って思いながら、ずんずん進んでゆきます。




ずんずんずんずん。


ずんずん。


ずん。




で、20分。

乗鞍高原料金所に。

「さぁて」とドアを開けると、

『ただいまB区間では料金はかかりません』って張り紙が。

さっきの「有料です」はなんだよーと思いながら、

一の瀬園地地区に入ってゆきます。すると、白樺の林に水芭蕉という、

さっきまでとはうって変わって、高原らしい風景。






一の瀬園地を越えたあたりで、今度はちゃんと料金所があります。

料金所のおじさんから「気をつけていきなさいよ」とのお言葉。

ここからは、5月3日に開通したばかりのA区間。

さすが開通して半月ばかりな事もあって、至る所に残雪が。

そして残雪のある沢筋では、おそらく冬の間の雪崩などででしょう、

ガードレールがありえない方向にひん曲がり、もはや意味為さず。


標高もあがり、最高地点では1500m以上、

白樺峠手前では、はるか下に雲が見えました。


峠を越えると、一気に下り道。

たまにミラーが役に立っていないカーブでは、

来るかもしれない対向車にドキドキしながらも、

結局林道通じて対向車は1台しか通らず、無事、

奈川地区へとたどり着いたのでした。

結局そこからは寄り道もせず、3時間余りで新宿へ到着。

夜は友達とのご飯会に間に合ったのでした〜。

しかしほんと良く走るクルマだったね。




あ、ちなみにパンはこんな感じで。



いやー久々の乗鞍、楽しかったな。

今度は晴れてる日にもう少し早く家を出て、

上高地→蕎麦→露天風呂→飛騨高山をやりたいですなヒヨコ



しかしドライブ好きにはお勧めですぞ、このコース。

ま、とりあえずこんな感じの旅行でした〜。



posted by おっくん(RAG FAIR) at 23:27| 楽しいこと… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする