気象予報業界(?)には、“メイストーム”という言葉があります。
文字のとおり、5月の嵐という意味なんだけれども、
まさに今日本列島をこの5月の嵐が通過中。
関東から西ではもう降ったか、まさに今大雨のところもあるかもですが

9日21時に1008hPaだった日本海の低気圧は、
今日10日21時には992hPaと発達し、関東沖へ達する見込み。
(気象庁HPの実況天気図、予想天気図より)
24時間で、1008(hPa)-992(hPa)=16(hPa)の中心気圧の低下が見られ、
これは北緯35度で進む低気圧が爆弾低気圧と定義される数字に匹敵します。
【ちなみに式は 24×(sin 35°/sin 60°) hPa ≒ 16 hPa 】
(数字出すとイヤがる人も多いけど、こういう式があるって面白いでしょ

つまり、注意すべき爆弾低気圧の条件を満たしているということ。
リアルタイムレーダーの画像や衛星画像(可視)を見ても、
はっきりと見られるバルジ(低気圧の後面、北半球で言うと
低気圧の中心北側〜北西に見られる厚い雲の出っ張り)からも
ますます意気盛ん、発達期の低気圧ということが読み取れます。
…そろそろ東京も空が暗くなってきました

関東〜東北南部は今から荒れ模様です。日が差しているからといって、
ゆめゆめ油断なされぬよう。
洗濯物干しなんてもってのほかですぞ。
風が気持ちいいからと言って、開いた窓も危な〜い

あぁぁ、雷きらーい

ちなみに雷情報は東京電力のここにあります。
23区単位の細かい情報があって重宝しますが、ただし雷雲通過時は
サーバーが超重くなるので、結構大変だったりします。
…ってことで、こんな感じでいいですか?>木原さん
