久々に胸の真ん中を正拳突きされたような、そんな衝撃。
自分はこういうものに対して、いわゆる“目が肥えた”状態では
無いけれども、でも理屈では無くて、何か胸ぐらをつかまれて
グワングワン揺すられるような衝撃、
今回はそんなインパクトを持った舞台でした。
夕方までお台場に居たので、東京テレポートから大崎へ。
そこから湘南新宿ラインで横浜。結構混んでたね。
差し入れは何にしようかと思って、普通ならお菓子なんだろうけど、
若者が多いし結構人数も居るよなぁ、ということで、
横浜駅で発見した「BAGEL&BAGEL」でベーグル20個購入。
店頭に並んでたベーグルの3分の1を買い占めて(笑)
いざみなとみらい線で馬車道へ。
1b出口を出るとすぐ、旧第一銀行を元に作られた、
BankART1929Yokohamaホールが。
今回は戯曲「完全な真空」と「ブラックボックス」という2本立て。
この写真がなんとなく雰囲気を伝えられるかも。
運よく2列目に一つ席が空いていて、そこに座りました。
始まってからは、もう、あっという間。
約20人で構成されるオーケストラまでは、ほんの5mくらい。
役者にいたっては、汗が飛んできそうな距離で、
なんだろう、あの脳みそカラッポな感覚は。
いい意味で題材は非常にわかりやすく、すっと世界に入って行けて。
オーケストラが役者を煽り、その役者がオーケストラを指揮し、
オーケストラが役者を煽り、その役者がオーケストラを指揮し、
オーケストラが役者を煽り、また役者がオーケストラを指揮し、、
クライマックスになるにつれて、その核分裂は臨界状態へ。
そして最後、
指揮者が最後の1拍を振りきり、
オーケストラが最後の1音を弾ききり、
演者が最後のアクションを同時に終えたとき、
大きな拍手が起こりました。
見るほうもいい意味でクタクタになってしまう、そんな感じ。
文字で表現し切れないのが、非常に歯がゆいけれども…。
それでも例えるならば、星新一さんのSSのような。
小気味良く、愉快で、笑えもするんだけど、最後に胸に何か残るせつなさ。
それがもっと直球で投げ込まれる…というか。で、引き込まれると、境界線がなくなるんだね、色々なモノの間の。
オーケストラと演者、舞台と客席、音楽と芝居、空想と現実…。
初めてアカペラを聴いたときのような、そんな感動で、
この感覚は癖になってしまいそうです。
今回のこの2本にすごく相性のいいホールだったと思うし。
電車の中ではずーっと上気していたものね。
で、帰ったらベットにばったり。
で、肝心の…。
続きを読む
posted by おっくん(RAG FAIR) at 16:00|
楽しいこと…
|

|